長松寺は1,677年権大僧都法印快重により創建された。本堂は薬師如来 脇仏に帰命院山海行者由来の大日
如来を安置してます。
貞享2年(1,685年)帰命院山海行者が大日如来の霊夢に感じて、現在の本堂裏手にあった岩くつ内で入寂した(即身仏)。この時、行者は「我が入滅後100年、掘り起こしてみるべし。滅するその形のままで居るべし、疑うべからず。なお来世に及びて如何なる強病、流行病がこの地に入るとも称名をとなえ
六字名号(南無阿弥陀仏)を念ずるにおいては、たちまち全快させ、その上二軒として増やすまじ。
吾、この姿を来世に残さんとして石工を招き自ら指図して姿を刻ませ、自身開眼あり。我が魂魄この石像に永くとどまり、衆生を得度せん」と言い残した。その遺言により大日堂が建立されたという。中略
長松寺「わが郷土駒岡」から(昭和56年発行)より